2023年の訪日クルーズ客数は35万6000人、外国クルーズ船の寄港回数はコロナ前ピークの63%に回復

国土交通省は、2023年の訪日クルーズ旅客数およびクルーズ船の寄港回数をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年3月以降、国際クルーズの運航は停止していたが、2023年3月から本格的に国際クルーズの運航が再開されたことから、訪日クルーズ客数は35万6000人となった。コロナ前ピーク水準(2017年)の14%。

日本へのクルーズ船寄港回数は前年比約2.5倍の1854回。コロナ前のピーク水準2018年の63%まで回復した。内訳は、外国クルーズ船が1264回、日本クルーズ船が590回。

港湾別の1位は横浜港で171回。以下、長崎港96回、ベラビスタマリーナ(尾道)91回、神戸港91回となった。

外国クルーズ船の寄港回数もコロナ前のピーク水準2017年の63%まで回復。外国クルーズ船が寄港した港湾数は92港。寄港数が最も多かった港は横浜港で101回。以下、長崎港95回、鹿児島港78回となった。

国は、「観光立国推進基本計画」で、2025年の目標として「訪日クルーズ旅客250万人」「外国クルーズ船の寄港回数2000回超」「外国クルーズ船が寄港する港湾数100港」を掲げている。

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