先祖調査や多言語翻訳サービスなどをおこなう「世界のカケハシ」社は、日系外国人を対象にした「マルチリンガル先祖調査」を開始した。世界で祖先の居住地やゆかりのある場所をめぐるルーツ・リズムの人気が高まりつつあることを受けたもの。
同社によると、先祖調査では戸籍謄本の読解、言語や土地勘など、日本になれていない日系外国人には様々な障害があるという。顧客対応や家系図、家族史年表、先祖居住地情報などを、73カ国語で対応する。
なお、日本国内で行われているルーツ・ツーリズムを通じた地方活性化では、沖縄にルーツを持つ沖縄県系外国人を招待して開催される「世界のウチナーンチュ大会」がある。5年に一度、沖縄県が主催して行われているもので、国内外からの参加者による大きな経済効果がうまれている。