日本政府観光局(JNTO)によると、2024年3月の日本人出国者数(推計値)は、2019年比36.8%減の121万9800人となった(2019年3月の実数は192万9915人)。前月(97万8885人)と比べると25万人弱の増加となったが、減少幅の改善は見られなかった。2023年比では75.7%増。
航空データOAG社よると、2024年3月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数は2019年比9.0%減の1万9694便(1959便減)、座席数は7.4%減の463万4153席(37万1742便減)となった。2月は、2019年比で便数は6.0%減、座席数は4.3%減と緩やかな回復傾向にあったが、今月は減少幅が広がった。
空港別でみると、羽田空港(便数24.2%増の4494便、座席数18.9%増の110万4504席)と福岡空港(便数7.8%増の1868便、座席数7.5%増の40万925席)はコロナ前を上回る推移を維持したものの、増加幅は縮小。それ以外の主要空港は、前月よりも減少幅が大きくなった。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。