2024年6月14日に開幕したUEFA欧州選手権「ユーロ2024」で開催国ドイツを訪れる外国人観光客による経済効果は10億ユーロ(約1680億円)に達するとの試算が出ている。ドイツ国内の宿泊施設やサービス業、小売業が最も恩恵を受ける見込みだ。
IFO研究所によると、2006年にドイツで開催されたFIFAワールドカップの数字を元にすると、ユーロ2024の開催中に外国人観光客は60万人以上、宿泊者数は150万人以上増加すると見込まれている。
ただ、その経済効果もドイツがどこまで勝ち抜いていくかによって左右されると見ている。また、IFO研究所は「ユーロ2024効果は短期間にとどまるため、大会終了後、外国人客旅行者数は減少し、通年では前年と同水準にとどまる」と予測している。
決勝は7月15日にベルリンの「オリンピアシュタディオン」で行われる。
※ユーロ円換算は1ユーロ168円でトラベルボイスが算出
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