パレスホテル東京、平均客室単価が初の10万円超に、インバウンド好調で外国人比率は7割超

パレスホテル東京は2024年上期(1~6月)の宿泊実績で、平均客室単価(ADR)が2012年の開業後、初めて半期通して10万円を超えたと発表した。前年同期比で1万6300円増の10万5500円だった。インバウンド需要がけん引し、桜シーズンの3~4月は12万円台にもなったという。同期間の稼働率も8.0%増の74.5%と上昇。外国人比率は4.1ポイント増の72.1%まで高まった。

パレスホテルの宿泊主体型ホテルであるZentis Osakaも好調で、2024年上期はADRと稼働率とも過去最高を記録した。ADRは前年同期比1500円増の2万2400円、稼働率は23.0ポイント増の74.8%、外国人比率は10.5ポイント増の75.0%だった。大阪は東京と比べてアジア圏の旅行者が比較的多いが、同ホテルでは欧米豪が約50%、アジア圏が約45%となっているという。

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