宿泊施設向けITソリューションを展開するtripla(トリプラ)は、同社連結子会社「BookandLink」の株式を追加取得し、完全子会社化する。意思決定の迅速化を進めることで、同社グループの企業価値向上を図ることが目的。
同社は、2023年9月に、インドネシアの宿泊施設向けにチャネルマネージャーを展開するBookandLinkの株式を日本政策投資銀行(DBJ)と共同で取得。同社の連結子会社となっていた。
その後、 2024年5月にはBookandLinkの主力サービスであるチャネルマネージャー「CHANNELKU」を日本向けに改良した「tripla Link」の提供を開始した。宿泊施設がオンラインで客室販売をする際、自社サイトとOTAなど複数のチャネルで販売する客室在庫を一括して管理できる、いわゆるサイトコントローラーだ。
同社は、 東アジア(台湾、韓国)、東南アジアへの事業拡大と新サービス拡張を進めているところ。今後は、2024年2月に株式取得したENDURANCE TECHNOLOGY SOLUTION PTE. LTD.も含め、同社グループ内の事業連携をさらに進めていく。