日本旅行、2024年度中間決算は大幅減益、ワクチン接種関連事業の反動減、海外旅行は団体・出張の回復で売上高70%増

日本旅行は、2024年6月中間期の連結業績(2024年1月1日~2024年6月30日)をまとめた。それによると、前年度のワクチン接種関連事業の反動減によって、売上高は前年同期比8.4%減の970億8400万円、営業利益は同95.5%減の3億4700万円、経常利益は同89.6%減の8億3900万円、純利益は同87.1%減の7億900万円となった。

国内旅行では、赤い風船の売上高が同3.9%減の375億7900万円、団体旅行が同4.5%減の230億400万円と減収となった一方、JR券や国内航空券等の単品商品については、企業の出張需要の回復などによって、同0.3%増の24億3500万円となった。この結果、国内旅行売上高は同3.9%減の630億8300万円、売上総利益は同2.7%減の120億1800万円となった。

海外旅行は、個人旅行の回復は遅れたものの、団体旅行および企業出張などの単品商品においては需要が回復。海外旅行売上高は同70.3%増の75億4800万円、売上総利益は同55.1%増の14億100万円となった。

インバウンドは、円安基調や国際航空便の回復を背景に個人・団体ともに需要が急回復。売上高は同25.9%増の116億4700万円、売上総利益は同1.5%増の25億1800万円となった。

受託事業は、前年度に取り扱ったワクチン接種関連事業の反動減によって、売上高は64.7%減の61億1900万円、売上総利益は同60.1%減の24億8000万円となった。

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