日本政府観光局(JNTO)によると、2024年7月の日本人出国者数(推計値)は104万8800人となり、4カ月ぶりに100万人を超えた。ただし、2019年比では36.8%減(2019年7月の実数は165万9166人)で、6月の同38.8%減から2ポイント改善にとどまった。2023年比では17.6%増(2023年7月の実数は89万1615人)で、前年比で伸び率が鈍化している。
航空データOAG社よると、2024年7月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が2019年比6.5%減の2万964便(1457便減)、座席数が同5.1%減の490万4486席(26万3025席減)となった。
主要6空港を空港別に2019年と比較すると、羽田空港(便数32.2%増の4735便、座席数26.1%増の117万2213席)と福岡空港(便数11.7%増の1941便、座席数14.3%増の40万9341席)はコロナ前よりも大幅に増加。特に羽田空港は便数の伸びが3割を超え、日本発国際線の集中が顕著。その他の空港では、便数・座席数は10~30%減程度で推移しており、関西空港は座席数が8%減の123万8152席だった。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。