サステナブル旅行を推進する非営利団体「トラバリスト(Travalyst)」は、宿泊施設の持続可能性の認証について、統一基準の設定に協力する世界49の認証機関を公表した。旅行予約プラットフォームに表示される認証の一貫性を確保することを目的としたもの。
世界的な環境認証機関「グリーン・キー」などのほか、日本からは「エコ認証サービス」と「サクラクオリティ」が選ばれている。
ブッキング・ドットコムが実施した調査によると、旅行者の45%がより持続可能性の高いラベルが付いた宿泊施設を探しているものの、67%が「すべての旅行予約サイトで同じ認証とラベルを使用すべき」と答えた。
宿泊施設は、各認証機関の基準に加えて、トラバリストが独自に設定した基準に基づいて、実行している持続可能性が評価される。トラバリストの認証は無料。世界中の宿泊施設が利用することができる。
トラバリストは2019年にサセックス公爵ハリー王子によって設立された。持続可能性に関する情報を提供し、旅行者がその情報に基づいて旅行を選択できることを目指している。現在、ブッキング・ドットコム、トリップ・ドットコム、トリップアドバイザー、エクスペディアの大手OTAのほか、グーグル、スカイスキャナー、アマデウス、ビザが参画している。