ニューヨーク市観光会議局は2024年10月~2025年6月の期間中、グローバル観光キャンペーン「With Love + Liberty, New York City」を実施する。キービジュアルは「自由の女神」。日本を含む世界的なプロモーションとして、ニューヨーク市への来訪を呼びかけるもので、屋外、デジタル、ビデオ、ソーシャルメディアによる大規模広告を展開する。
具体的には、2025年から2026年にかけたニューヨーク市制400周年、アメリカ建国250周年、2026年夏に決勝戦を含むFIFAワールドカップ8試合の開催といった、歴史的な周年行事やイベントを中心に、観光需要喚起を訴求する。
ニューヨーク市観光会議局CMO兼暫定CEOのナンシー・マンマーナ氏は、「ホテル、レストラン、アトラクション、文化団体などで直接消費される480億ドルの50%を外国人旅行者が占めており、観光はニューヨーク市の経済にとって重要な原動力」などとコメント。キャンペーンに際し、日本ではエイチ・アイ・エス(HIS)と提携している。
なお、ニューヨーク市観光会議局は、マンハッタン、ブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、スタテンアイランドの公式ツーリズム・マーケティング機関として管轄。2024年の来訪者数が6480万人となり、2019年に記録した最高水準と比較し97%にまで回復する見込みと予測している。