黒部宇奈月キャニオンルート、一般開放がさらに延期、旅行商品化も見送り、2026年以降にずれ込む見通し

黒部峡谷鉄道は、2025年シーズンに全線開通ができないと発表した。これにより、黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放は、2026年以降にずれ込む見通し。これに合わせて、富山県は、2025年中の旅行商品化を見送ると発表した。

黒部峡谷鉄道では、今年1月に発生した能登半島地震で、落石により釣鐘橋が損傷。今夏は終点の欅平駅までの運行は断念し、宇奈月~猫又駅間の折り返し運行をおこなっていた。秋の全線開通に向けて復旧活動を進めていたが、新たに追加対策工事が必要になることが判明。2026年中の完了を目指すものの、現時点では黒部峡谷鉄道の全線開通時期は見通せていないという。

新観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」は欅平駅が起点。このため、一般開放に向けては黒部峡谷鉄道が全面開通する必要がある。当初、2024年の一般開放が予定されていたが、黒部峡谷鉄道の復旧工事を終えて全線開通するまで開放は延期されていた。

今後の一般開放・旅行商品化の開始時期については、黒部峡谷鉄道の全線開通時期が示された段階で改めて案内するとしている。

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