貸し会議室などを運営するティーケーピー(TKP)は、神奈川県湯河原町の宿泊研修施設を全面改装し、新ブランドのホテル「グランレクトーレ湯河原」を、2025年2月5日にグランドオープンする。グランレクトーレはTKPが展開する「レクトーレ」シリーズの上位ブランド。
開業するホテルは、企業研修の利用に加えて、個人旅行者にも利用できる施設として全面改装した。コンセプトは、楽しみ方は無限という意味を込めた「Infinite Living」。客室は快適な睡眠のためのシンプルな空間を提供する一方で、館内には多彩な施設やサービスを用意する。
また、客室数を従来の108室から55室へと減らして1室あたりの面積を広げた。7つのタイプの客室を用意。そのうち3室には天然温泉・露天風呂を完備する。また、地元の旬の食材を薪火グリルで仕上げるビュッフェレストラン「薪火」を併設する。
さらに、ダーツや麻雀を楽しめるアクティブラウンジや会議室、イベントスペースも備える。
TKPは、ホテル・宿泊研修事業を事業の「第2の柱」として位置付け、2023年4月に発表した中期経営計画では「3年間で10施設出店」の目標を掲げた。現在、その目標を上回るペースで出店を加速しているところ。神奈川県内ではすでに4施設を運営している。