プライベート空間を確保した「相乗り車両」運行開始、NearMeがトヨタ紡織と内装を共同開発

相乗りタクシーサービスのNearMe(ニアミー)社は、トヨタ紡織と内装を共同開発した「シェア乗り車両」の運行を東日本エリアで開始した。運行はニアミーの子会社SmartShuttle(スマートシャトル)が担う。

シェア乗り車両は、トヨタ・ハイエースワゴンのビジネス送迎車「Fine Tech Tourer」の8人分の後部座席エリアを、4人分のシートとすることで一人あたりのスペースを確保。左右の座席を横並びにせず、少しずつ前後にずらすことで、乗り降りのしやすさを配慮するとともに、ユーザーのプライベート空間を確保するシートアレンジにした。

さらに、トヨタ紡織が開発しているコンテンツ体験支援システム「MOOX-RIDE」を搭載。車両の位置情報や乗客の属性に基づいて、走行ルート周辺の施設や観光スポットの情報、広告などのコンテンツを個人空間での音響システムとともに提供する。

同社は、2019年8月より空港送迎型の相乗りエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させて、ルーティングの最適化技術を確立。貸切送迎サービス、ゴルフシャトル、スタジアムシェアタクシーなどを運行し、全国で二次交通の課題にも取り組んでいる。

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