那覇空港に2012年10月18日、国内初のLCC専用ターミナルがオープンする。指定空港機能施設事業者は那覇空港貨物ターミナル株式会社(NACT)で、全日本空輸(NH)がNACTから営業を委託、運営を担当する。
那覇空港LCCターミナルは、全日空が貨物上屋として借り受ける那覇空港貨物ターミナル内の一部を旅客用に改装したもの。平屋造りのシンプルな構造で、スポットに駐機し、徒歩で搭乗・降機する。また、手荷物の取扱ではベルトコンベアは使用せず、低コストで運用する。アクセスは指定車両のみで、国内線ターミナルから10分間隔で運行する無料循環バスで約5分。また、指定レンタカー会社4社の送迎バスの乗り入れも可能。
供用開始時はピーチ・アビエーション(MM)の関空線を1日2便、エアアジア・ジャパン(JW)の成田線が1日1便運行。その後、両社はそれぞれ1日1便を増便する予定だ。