ANA/全日本空輸(NH)は2013年2月28日の取締役会で、4月1日付で予定する持株会社制移行後の組織体制を決定した。持株会社となるANAホールディングス株式会社はグループ経営を担う機能に特化。また、全日空から航空運送事業等を分離し、航空事業会社として発足する全日本空輸株式会社は、フルサービスキャリアの事業に特化する。このほか持株会社の下には、LCCのエアアジアジャパンやANAセールス、商事会社などを置き、各グループに権限と責任を移譲してグループ収益の最大化をはかっていく。
新組織体制の決定に伴い、持株会社と航空会社の会長と社長人事を内定。ANAホールディングスの代表取締役社長に伊東信一郎氏(現:全日空・代表取締役社長)、航空事業会社となる全日空の代表取締役社長には篠辺修氏(現:全日空・代表取締役副社長)が内定し、2013年3月末の株主総会、および取締役会で選任される予定だ。
【全日空 持株会社体制後の会長・社長人事】
ANAホールディングス株式会社(現:全日本空輸)- 取締役会長 大橋洋治氏(現:全日本空輸 取締役会長)
- 代表取締役社長 伊東信一郎氏(現:全日本空輸 代表取締役社長)
- 取締役会長 伊東信一郎氏(現:全日本空輸 代表取締役社長)
- 代表取締役社長 篠辺修氏(現:全日本空輸 代表取締役副社長)