JTB総合研究所(JTB総研)が実施した「団塊世代のライフスタイルと今後の旅行消費に関する調査」によると、旅行の購入方法がシニア層の世代間(断層世代:54~62歳、1951~1959年生まれ。団塊世代:63~67歳、1946~50年生まれ。キネマ世代:68~72歳、1941~45年生まれ)で大きく異なる。
「旅行を選ぶきっかけ」は「旅行会社のパンフレット」が団塊世代(52.0%)、キネマ世代(57.3%)で最も高かった。「インターネットで見て」は、断層世代(22.1%)、団塊世代(11.6%)、キネマ世代(5.7%)で異なる。
これは旅行購入方法も同様で、「インターネットでの購入」は断層世代(42.9%)が最も高く、団塊世代(33.8%)、キネマ世代(20.9%)と約10%の差がある。団塊世代(43.0%)、キネマ世代(49.6%)に人気が高いのは「電話・FAX」で、「店舗での購入」は断層世代が24.4%、団塊世代が23.2%、キネマ世代が29.5%となった。
インターネットに関しては旅行を含む普段利用するショッピングサービスで、断層世代が57.7%と半数以上が利用しているほか、団塊世代は39.0%となっており、会員制宅配サービス(36.0%)、カタログショッピング(32.6%)よりも多い。キネマ世代のインターネットショッピング利用は24.7%だが、カタログショッピング(38.2%)、会員制宅配サービス(33.6%)に次いで3番目に多くなっており、シニア層の暮らしの中でもインターネット利用が進みつつある状況がうかがえる結果となった。