日本航空(JL)が発表した2013年5月の旅客輸送実績によると、国際線旅客数は前年比2.9%減の58万7529万人、有効座席キロ(ASK)は3.4%増、有償旅客キロ(RPK)は0.8%増で、利用率は1.8ポイント減の71.1%となった。
東南アジア線が、旅客数が9.9%増の23万8063人、ASKが10.2%増、RPKが12.7%増、利用率が1.6ポイント増の69.0%となり、すべての項目で前年を上回った。また、太平洋線は旅客数が2.2%減の13万488人と微減となったが、ASKは0.4%増、RPKは0.2%増、利用率は0.2ポイント減の78.6%となり、ほぼ前年並みで推移している。
一方、短距離は総じて苦戦しており、韓国線は旅客数が16.0%減の6万6466人、中国線が20.1%減の7万9338人で、依然として外交問題の影響が残っている。グアム線も14.5%減の1万360人となっているが、ASKも16.4%減と供給量を減らしており、利用率は0.8ポイント減とほぼ前年並みを維持している。
一方、国内線は旅客数が4.5%増の257万2177人、ASKが2.5%増、RPKが3.1%増で、利用率は59.9%となった。