東武鉄道は2013年7月31日、取締役会でトップツアーの持株会社であるティラミスホールディングスの全株式を取得し、子会社化することを決定した。株式譲渡日は8月30日の予定。取得価額は非公表。
東武鉄道は、東京スカイツリーなど業平橋押上地区開発事業を中心とする「東武グループ中期経営計画2010~2013」を推進するなかで、観光事業の強化を重視。トップツアーの国内外に広がるネットワークと訪日旅行や団体旅行の強みが、東武グループのプレゼンスの強化と国内外からの送客による東武鉄道沿線の活性化に寄与し、東武トラベルをはじめとするグループ各社へのシナジー効果も期待できると判断。子会社化を決定した。
これにより、東武グループ傘下には東武トラベルとトップツアーの2社の旅行会社ができることになるが、当面の間は現行体制を維持する予定。相互のシナジー効果が図れる分野は協力関係を強化する。