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北海道余市町とフランス・ブルゴーニュ地方のジュヴレ・シャンベルタン村は2025年2月8日(フランス現地時間)、親善都市協定を締結した。両地域の共通点であるワイン産業を軸に、文化・観光・経済分野での交流を促進し、地域の発展を目指す。
具体的には、ぶどうとワイン産業の発展、ガストロノミー、食文化の推進、農業・食産業の連携、観光振興、学術・イノベーション分野で協力する。余市町は多様な果樹産地で、近年はブルゴーニュに似た気候を活かした良質なワイン用ぶどうの生産が盛ん。一方、ジュヴレ・シャンベルタン村は、ブルゴーニュ地方でも特に格式の高いワイン産地として世界的に知られている。気候や土壌などの共通点を活かし、ワイン文化を通じた相互交流を深めることを目的に、約2年にわたる交渉を経て、今回の協定締結に至った。
協定締結式は、ジュヴレ・シャンベルタン村にて開催され、日本ワインの国際的なプロモーションイベント「サロン・デ・ヴァン・ジャポネ」、ブルゴーニュ大学主催のシンポジウムの場でおこなわれた。