オリックス銀行が実施した「家計管理の実態に関するアンケート調査」で、2014年4月に計画されている消費税増税の前に購入したいものに、国内旅行(13.3%)が3番目に多い回答となった。1位は大型家電(14.0%)、2位は自家用車(13.8%)で、海外旅行(9.0%)も4位に入っている。ただし、全体の55.8%は「特にない」としている。
年代別でみると、国内旅行は旅行市場の主要客層である60代(13.8%)と、伸びが著しい20代(19.8%)で1位となり、30代(13.3%)、40代(9.5%)では3位に入った。また、海外旅行は20代(13.6%)で3位となり、旅行は20代の若者の方が消費増税による影響を強く受けそうだ。
なお、同調査は家計管理の実態を全国の20歳以上の男女計3300名を対象に実施したもので、「小遣いの金額の増減」については「増えた」とするのが6.8%と1割未満。「減った」が17.0%で、オリックス銀行では「アベノミクスはまだ家庭内には浸透していない」としている。