バニラエア、就航都市は那覇・札幌・台北・ソウル、運賃は5500円から、ミクロネシアも視野に

ANAホールディングス傘下の新LCCバニラエア(現エアアジア・ジャパン)は、本日2013年12月20日の就航に向けて、新運賃、就航都市などを発表した。同社は、成田空港を拠点にリゾートレジャー路線に特化、国際線に比重を置いた新しいLCCとして展開することを発表しており、それに沿った内容となった。

バニラエア代表取締役の石井友祥氏

就航都市は、那覇、札幌、台北、ソウル。すべて成田発着となり、一日2~4便の複数便で運航する。また、新機材の投入など条件が整い次第、グアム、サイパン、ミクロネシアなどへの就航を計画しており、国際線比率を高めていきたい考えだ。バニラエア代表取締役の石井友祥氏は、記者会見の場で路線計画について「利便性を高め、選択と集中を行っていく」と発言。機材の増強と政府認可、法的整備が整う状況を見ながら就航地の増強を進めていく方針だ。なお、機材計画としては2013年末までに5機、2014年末までに8機 2015年末までに10機を計画しており、この機材投入で中部国際空港への就航や、中距離国際線にも進出をしたい考えだ。

各路線の運賃については、成田/台北線が10000円~、成田/ソウル線が8000円から、成田/沖縄線が7500円~、成田/札幌線が5500円から用意。基本運賃に「コミコミバニラ」、「シンプルバニラ」のふたつを通年運賃として、プロモーション運賃として「わくわくバニラ」を投入する。運賃体系の特徴は、受託手荷物とグループ割引、予約の変更・購入を搭乗直前までに延長したこと。エアアジア・ジャパンでは有料となっていた受託手荷物は20キロまで無料にすることで、スムーズな搭乗を促し定時性を向上させる。また、4名以上の同時予約・支払で運賃割引「みんなで割」を設定、レジャーグループの取込みを図る。予約の変更は、従来の3990円の手数料を500円~2000円に、搭乗直前の購入は国内線で出発時刻の40分前、国際線は60分前とした。なお、プロモーション運賃の「わくわくバニラ」のみ受託手荷物手数料を有料の1000円、予約変更不可としている。販売開始は2013年11月1日正午から。



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