JTB、訪日旅行者向けサイト拡充、言語追加や秘湯の販売で

JTB グループで訪日外国人旅行を扱うJTB グローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)は、運営する訪日旅行オンライン予約サイト「JAPANiCAN.com(ジャパニカン)」を全面リニューアルする。さらに、旅館や秘湯など日本らしさにこだわった商品ラインナップを強化、朝日旅行の「日本秘湯を守る会」「日本文化遺産を守る会」と連携し、宿泊商品の提供を行う。

今回のリニューアルでは、アジアからの個人旅行とオンライン予約増加に対応し、個人旅行者が多い香港とビザ免除で大幅に旅行者が増えているタイ向けに、それぞれ新たに中文繁体字香港サイトとタイ語サイトを立上げる。また、ツアーや入場券などの旅行関連商品を一括でカート決済できるように利便性を高めた。

情報提供の部分では、地方自治体や観光協会との連携強化で無料で地域情報を多言語で発信する。これは、観光情報登録機能「地域インフォネット」システムを設けて実現したもので、地域自治体からの情報発信用プラットフォームとなるものだ。機械翻訳による他言語翻訳支援し、各商品購入時に、情報をPUSH配信する。

「JAPANiCAN.com(ジャパニカン)」は、2007 年 4 月にオープン。訪日外国人向けの旅行商品を提供で、利用者数を伸ばしてきおり、2013年10 月の予約総額は前年同月比で203.4%だったという。2014年1月以降の先行予約も順調で、JTBはさらなる伸びを見込んでいる。今回のリニューアルのポイントは以下のとおり。
  • 各国向けサイトを6言語化。(英語、韓国、中国簡体字、繁体字台湾、繁体字香港、タイ語)
  • 宿泊、ツアー、素材(チケット等)旅行関連商品の一括カート予約機能の追加
  • 商品を組み合わせオリジナル旅程を作成できる「MyTrip」(マイプラン)機能の追加
  • 地域情報のリアルタイム多言語発信「地域インフォネット」の無料提供開始
  • 朝日旅行の「日本秘湯を守る会」「日本文化遺産を守る会」との情報連携による宿泊商品の提供

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