ルフトハンザ グループは2013年度は過去最高の旅客輸送量を記録したと発表した。同グループの2013年の旅客事業の輸送量は、有償旅客キロ(RPK)換算で前年比2.3%増の2090億となり、これまでの最高だった2011年の2070億を上回った。
好調の要因としては、大型機の使用や、座席利用率の向上が挙げられる。2013年のグループ航空会社の座席利用率は前年比1ポイント上昇し、79.8%。同社はこれは欧州の航空会社の中で最も高い水準としている。
ルフトハンザ ドイツ航空(LH、以下「ルフトハンザ」)、ジャーマンウイングス(4U)、スイス インターナショナル エアラインズ(LX、以下「SWISS」)、オーストリア航空(OS)は昨年、前年を1%上回る1億400万人の旅客を輸送。グループ全体の総運航便数は3.7%減少したが、キャパシティは有効座席キロ数(ASK)換算で前年比1%増加している。
ルフトハンザとジャーマンウイングスの総旅客数は前年比1.4%増の7,600万人。両社ではキャパシティが前年比1%、有償旅客キロが同2.3%それぞれ増加した。ルフトハンザとジャーマンウイングスの座席利用率は前年比1ポイント上昇し、79.1%だった。
SWISSの総旅客数は前年比0.5%増の1,700万人。キャパシティは前年比2.7%、有償旅客キロは同3.8%それぞれ増加。座席利用率は前年比0.9ポイント上昇、83.3%と高い水準だった。
オーストリア航空の総旅客数は前年比1.6%減の1,100万人で、キャパシティは前年比で2.7%、有償旅客キロは同1.4%それぞれ減少している。座席利用率は1.1ポイント上昇の78.6%だった。