国内観光消費額が4兆円超、旅行者数が2ケタ増、出張宿泊も復活 -2013年7~9月

観光庁の旅行・観光消費動向調査によると、2013年7月~9月期の国内観光旅行における消費額は、前年比9.7%増の4兆776億円となった。旅行者数も15.6%増の1億2583万人で3期連続2ケタ増を記録。いずれも2010年以降の最高値で、東日本大震災前の水準を上回った。消費額が4兆円を超えたのは過去4年間で今回が初めて。

帰省等と出張をあわせた国内旅行全体でも、消費額が10.3%増の6兆4092億円、旅行者数が16.1%増の2億374万人と2ケタ増に。特に伸びたのは出張で、消費額は26.8%増の9565億円、旅行者数は16.3%増の3145万人だった。なかでも経費削減で縮小傾向にあった宿泊旅行が旅行者数32.3%増の1692万人と復活し、消費額も24.3%増の7294億円と伸びた。帰省等は旅行者数が17.5%増の4647万人、消費額が2.7%増の1兆3751億円。旅行者数は2ケタ増となったものの旅行費用は縮小傾向で、特に宿泊は0.5%減の1兆1542億円となり、今期調査で唯一、マイナスの結果となった。

同調査は住民基本台帳から無作為抽出した2万5000名を対象に、半年ごとに2回に分けて実施。国内宿泊旅行は自宅以外で1泊以上宿泊する旅行とし、国内日帰り旅行は目安として片道の移動距離が80キロ、または所要時間(滞在時間を含む)8時間以上の場合としている。

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