日本の富裕者層は124万世帯で世界3位、首位はアメリカ、2位中国 ―世界富裕レポート2014年版

ボストンコンサルティンググループは「2014年版グローバルウェルス・レポート」で、2013年の日本の富裕世帯数(家計金融資産100万ドル以上)を124.0万世帯と推計した。円安の影響で約30万世帯減少となったが、家計金融資産は前年比4.8%増の15兆ドルと増加。富裕世帯数と家計金融資産とも世界3位となった。ただし、家計金融資産が1億ドル以上の”超”富裕世帯数では、日本は15位以内には入らなかった。

全世界では富裕世帯数は1630万世帯、家計金融資産は14.6%増の152兆ドル。なかでも家計金融資産は日本以外のアジア・太平洋地域が30.5%増の37.0兆ドルと躍進し、西欧(5.2%増の37.9兆ドル)に迫る成長を遂げた。1位の北米地域は15.6%増の50.3兆ドルと好調。2018年には全世界で198.2兆ドルに成長し、アジア(61.0兆ドル)が北米(59.1兆)を抜くと予測している。日本は16兆円の予測で3位維持と見込む。

2013年の富裕世帯数の国・地域別ランキングでは1位アメリカ(713.5万世帯)、2位中国(237.8万世帯)。ただし、全世帯に占める富裕世帯の割合では1位がカタール(17.5%)、2位がスイス(12.7%)、3位がシンガポール(10.0%)で、15位以内に世帯数トップ3はランクインしなかった。

超富裕世帯では1位アメリカ(475.4万世帯)、2位イギリス(104.4万世帯)、3位中国(98.3万世帯)。割合(10万世帯当たり世帯数)では1位香港(16.8世帯)、2位スイス(11.3世帯)、3位オーストリア(9.3世帯)となった。

出典:ボストンコンサルティング資料

(トラベルボイス編集部)

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