日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2014年度の外国人観光案内所認定申請の募集を開始した。観光庁が2014年8月に改定した「外国人観光案内所の設置・運営のあり方指針」に基づき、募集するもの。現在、全国の認定案内所は365か所にのぼる。
今回の改定では「カテゴリー3」において、テレビ電話や電話通訳の活用により、「フルタイムで英語・中国語、韓国語で対応可能なスタッフの常駐」が、「少なくとも英語で対応可能なスタッフの常駐と、英語を除く2以上の言語での案内が常時可能な体制を構築していること」に変更している。募集は9月18日まで。運輸局の審査、JNTOの認定を経て、12月に各案内所に通知する予定だ。申請手続きの詳細はJNTOのホームページへ。
なお、JNTOでは認定案内所に対し、簡易通訳サービスや関連資料の提供など、各種支援サービスを実施している。認定案内所関係者を対象とした研修会を年1回、ブロック別の研修会も各地で開催するなど、連携強化や機能向上を促進。2013年度のアンケート調査では、「大変役立った」「役立った」の評価が全体の95%を占めたという。