観光庁と日本政府観光局(JNTO)はビジット・ジャパン事業の一環として、米国・シカゴで開催される国際航空路線商談会「World Routes2014」に参加する。2020年の訪日外国人数2000万人達成には国際航空路線の充実が必要とし、特に東京やゴールデン・ルート周辺以外の地方空港への路線開設や増便を目指す。
参加にあたっては、国土交通省航空局のほか、国際航空路線を開設できる道府県も協力。主にオープンスカイ協定の締結国・地域の航空会社と個別商談を行ない、地方空港の基本情報や就航のインセンティブ情報、周辺観光情報を提供し、路線拡充とそれにあわせた共同広告などを働きかける。また、商談会場内にはビジット・ジャパンブースを設定し、訪日観光の魅力をアピール。訪問者に対する自由商談も行なう。このほか、希望にあわせてファムトリップも実施する。
観光庁によると昨年も同商談会に参加しており、航空路線の開設・増便が実現。具体的には3月に開設した中部/クアラルンプール線、中部/マニラ線のほか、増便では中部/台北線、宮崎/台北線などはその成果だという。