観光庁は2014年11月から海外の国際旅行博などで、観光立国ナビゲーターの「嵐」を起用した訪日ムービーの放映と訪日促進パンフレットの配布を開始する。今回のテーマは「おもてなしニッポン」。嵐のメンバーが「老舗旅館の下足番」や「土産物屋の売り子」「板前」「庭師」「銭湯絵師」に扮し、実際に仕事を体験。職人やお客さんと交流しながら本当のおもてなしや思いやりを学び、外国人旅行者に紹介する。
訪日促進パンフレットには、各メンバーのコメントも掲載。例えば、銭湯絵師を体験した大野智さんは、「お風呂は身体を洗って湯船に浸かって疲れをいやすものだから、本当は絵はいらない。でも昔ながらの銭湯には、壁一面に富士山の絵がある。今回の体験でわかったのは、日常のなかで少しでも温泉気分、露天風呂気分を味わってほしいというおもてなしの気持ち。こんな庶民的なおもてなしをぜひ外国の方にも知ってほしいですね」などとコメントしている。
訪日ムービーは180秒、60秒、30秒の3パターン、訪日パンフレットはB5サイズ4色24ページの体裁の予定で、30万部・4言語分を制作する。訪日ムービーは海外の国際旅行博のほか、日本政府観光局(JNTO)のウェブサイトや航空機内ビデオで放映。訪日パンフレットは現地旅行会社でも配布する。