【LCC3社】年末年始の航空予約2014、国内線でピーチとジェットスターが苦戦、バニラは健闘

LCC3社の2014年度年末年始期間(2014年12月19日~2015年1月4日)の予約状況がまとまった。それによると、国内線でピーチ・アビエーション(MM)とジェットスター・ジャパン(GK)は、路線拡大に伴い、前年よりも大幅に提供座席数を増加させたものの、予約率は前年を下回った。一方、バニラ・エア(JW)は、内際線とも予約率90%を超える日も多く、好調に予約を伸ばしている。

まずピーチ・アビエーションは、国内線で前年比23%増の16万6680席を提供。予約数は同20%増の11万632人で、予約率は前年の68.1%を若干下回る66.4%となった。期間中のピーク日は下りが12月20日で予約率76.3%、上りが12月21日で予約率73.5%となり、上下線とも年末年始の便にはまだ余裕がある状況。

また、国際線では同15%増の6万1200席を提供。予約数は、提供座席数の増加率とほぼ同じ同13%増の4万9802人を確保している。予約率は前年の82.9%を実感下回る81.4%と好調。ピーク日は日本発が12月28日で予約率94.6%、日本着が12月19日で予約率84.3%。期間中前半は香港線や台北線などの海外発が順調、後半は日本発が好調に推移している。

ジェットスター・ジャパンは、国内線で同51.9%増の32万5440席を提供。前年と比較すると路線拡大により提供座席数も大幅に増加したものの、予約数は同0.7%減の14万8960人と前年割れ。予約率も前年の70%を大きく下回る45.8%となっている。ピーク日は下りが12月30日で予約率53.1%、上りが1月4日で予約率60.8%。

2度目の年末年始をむかえるバニラエアは、国内線で同214.2%増の3万9600席を提供し、予約数は同201.9%増の3万889人。予約率は前年を3.2%下回る78%となっている。ピーク日は、成田発が12月28日で96.8%。12月26日から31日まですべて90%だった。

(トラベルボイス編集部)

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