世界の検索エンジンシェア、PC・モバイルともGoogleが圧倒的 -アウンコンサルティング

アウンコンサルティングの「世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】」調査で、Googleの強さが浮き彫りとなった。同調査は2012年11月から開始しており、今回もいずれの国・地域でGoogleがトップシェアを維持。シェア9割超となったのが、PCでは40か国・地域中29か国・地域、モバイルでは34か国・地域にのぼった。

※検索エンジンとは、検索クエリを提供する会社・ブランドを指す。例えば日本では「Yahoo!JAPAN」の検索エンジンはGoogle、「Yahoo!台湾」「Yahoo!香港」はBingとなる

日本では、PCでGoogleが94.72%、Bingが4.57%、モバイルでGoogleが99.27%、Bingが0.56%と、多くの国・地域と同様にGoogleが圧倒的。ただし、東アジアを見ると、台湾と香港はPC、モバイルともGoogleは7割台と、いずれもトップシェアながら比率は下がる。ただし、台湾は調査開始当初の5割台から、この3年間でシェアが拡大しているという。

また、韓国ではPCが58.16%、モバイルが62.52%とさらにGoogleのシェアは低くなり、2番手のNaverがPCで33.27%、モバイルで35.90%と3割を占める。これは、アメリカやロシアなど、自国企業の検索エンジンがある国では同様の傾向で、特にロシアではPCの場合、Googleが47.30%、2番手のYANDEX RUがPCで41.68%と遜色ない。このほか、中国ではBaiduがトップでPCが53.59%、モバイルが92.26%、2番手はPCが360Searchで24.08%、モバイルはSgou Serachで5.11%と、独自の結果となっている。

なお、アウンコンサルティングでは、現在のウェブプロモーションにおいて、PCのみならずスマートフォン対策が欠かせないと指摘。それぞれの検索エンジンアルゴリズムの動向にあわせた対策が重要だとしている。トップシェアのGoogleでは2015年4月下旬に、検索アルゴリズムでのモバイルフレンドリーアップデートを実施。スマートフォンで使いやすいウェブサイトが評価される仕組みになったという。

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