外務省が在外公館などを通じて実施した「海外進出日系企業実態調査」の結果、2014年10月1日時点で海外に進出している日系企業の総数(拠点数)は過去最高の6万8573拠点で、前年比4796拠点増(7.5%増)となることがわかった。内訳は、本邦企業が前年比22.3%増の4322拠点、現地法人が8.3%増の3万1439拠点、区分不明が5.1%増の32812拠点となっている。
海外進出企業の全体推移は以下のとおり。
海外進出先の国別にみると、首位は「中国」で3万2667拠点(約48%)、2位「米国」7816拠点(約11%)、3位「インド」3880拠点(約5.7%)。次いで、「インドネシア」1766拠点(約2.6%)、「ドイツ」1684拠点(約2.5%)、「タイ」1641拠点(約2.4%)の順となっている。
地域別では、「アジア」が全体の7割を占めるほか、「北米」が12.5%、西欧が8.1%。「南米」の拠点数のみが前年と比較して1.43%マイナスとなった。
地域別・海外進出企業数の遷移は以下のとおり。
なお、海外に在留する邦人数も2014年10月1日時点で過去最多の129万175人(前年比約2.5%増)となることが分かった。国別の在留邦人数では、「米国」が41万4247人(約32%)でトップ、次いで「中国」13万3902人(約10%)、「オーストラリア」8万5083人(約6.6%)。