中国・春秋グループが日本で新ホテルブランド、不動産会社と提携で主要都市にチェーン展開へ

サンフロンティア不動産は2015年10月28日、中国・春秋グループの上海春秋投資管理有限公司(春秋投資)との業務提携を発表した。今後、ホテル事業分野でのパートナーとして、共同のホテルブランド「SpringSunny Hotels & Resorts」を新設、日本国内でチェーン展開を行う。

第一弾として2016年上半期中に名古屋市近郊に新ブランドのホテルを開設するほか、今後3~5年をかけて共同で約200億円を投資して国内主要都市でチェーン展開をしていく計画だ。

春秋グループの傘下には、旅行関連不動産事業を行う「春秋投資」のほか、観光・旅行事業を行う「春秋旅行」、その子会社でLCCを運航する「春秋航空」などがある。これまで、グループ各社の連携によりパッケージ商品や独自の個人・団体旅行商品を企画するビジネスモデルが功を奏し、1994年以降は毎年中国国家の国内観光ランキングで1位を獲得しているという。

また、春秋航空は中国18都市と日本8都市をつなぐ26路線を運航。新たに展開するホテルは春秋航空や春秋旅行でも予約可能とし、さらに販促キャンペーンを積極的に行うことになる。

今回の業務提携により、サンフロンティア社は安定的な運営収益や不動産の価値向上が期待できるうえ、春秋グループは日本で不足する宿泊施設を確保し、航空券単体ではなくパッケージ商品として販売できるようになるというメリットが生まれる。

両社は今回の業務締結を通じ、中国をはじめ世界から日本を訪れる観光客の利便性を向上、さらに日本各地の経済発展にもつなげていきたいとしている。

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