国土交通省は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、道路標識の改善を発表した。都内の競技会場周辺や観光地など主要エリアを対象に、英文表記やピクトグラムの利用などを活用して外国人にもわかりやすい表記を推進。千葉、埼玉、神奈川など周辺地域での改善取り組み方針も進めていく。
今回の取り組みの重点整備エリアは、オリンピック・パラリンピック施設の周辺エリアのほか、押上・業平橋(スカイツリー周辺)、秋葉原、銀座、蒲田(羽田空港周辺)といった戦略拠点4か所、外国人が多く訪れる主要都市や観光地18か所など。年度内に、秋葉原と羽田空港周辺で先行的に着手する。
路線は国土交通省直轄管理区間のすべての国道、すべての都道・補助国道を対象に英語表記を改善。重点エリアでは文字拡大、通称名表記を改善。さらに優先度に沿ってピクトグラムや反転文字の活用による視認性向上、歩行者系標識の充実などを進める。
標識改善のイメージは以下のとおり。