観光庁、外国人の刺青(タトゥー)入浴で対応事例を発表、手のひらサイズはOKなど

観光庁は温泉などの入浴施設に対する、入れ墨(タトゥー)がある訪日外国人旅行者への留意点や対応事例をまとめた。外国人旅行者の急増に対応し、2015年から実施した実態調査の結果を踏まえたもので、これをもとに個別施設での対応改善を促していく。

例えば、入れ墨部分をシール等で覆ったり、サイズが手のひらサイズほどの小ささで、威圧感を与えない場合には特別な対応を求めないこと。家族連れの少ない時間帯への入浴を促したり、貸切風呂等を案内することも対応事例としている。

また、対応時の留意点として、宗教や文化、ファッションなどの様々な理由で入れ墨をしている場合があることや、利用者相互間の理解を深める必要があることを指摘。入れ墨が衛生上の支障になるものではないことなども記載した。

あわせて、外国人旅行者に対しても、日本政府観光局(JNTO)や旅行会社のホームページ、パンフレット等を通し、日本には入れ墨に対する独特なイメージがあることや、入れ墨をしている場合には一定の対応を求められる場合があることを働きかけていくとしている。

観光庁では、入れ墨に対する考え方に文化的な違いがあるため、全員が満足する基準設定は困難としながらも、摩擦を避けられるように促していく必要があるとしている。

観光庁・入れ墨(タトゥー)がある外国人旅行者の入浴に際し留意すべきポイントと対応事例


http://www.mlit.go.jp/common/001123194.pdf

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