トリップアドバイザーは2015年に日本の観光地に寄せられたクチコミについて、日本語と外国語での投稿に分けた集計結果を発表した。その違いから、外国人旅行者の好みが見て取れる結果になったという。
2015年1月~12月の期間、日本の観光地に関するクチコミ数は前年の約1.8倍に増加し、国内旅行と訪日旅行とも活況だったと説明。このクチコミを日本語と外国語に分けて都道府県別で見ると、日本語ではトップ3都県で33.6%のシェアだったのに対し、外国語では58%と半数を占めた。また、外国語では2位の京都(15.7%)は日本語では6位(3.9%)となっている。
【日本人旅行者のクチコミの割合】
【外国人旅行者のクチコミの割合】
都道府県別のランキングでは、日本語のトップ10に加え、外国語のクチコミ数が多かった広島県、長野県を加えた12都道府県で発表。日本語と外国語の1位が同一内容だったのは、長野県の「上高地」のみだった。なお、「富士山」のように複数の県にまたがる観光地のクチコミは除いた集計となっている。12都道府県のランキング結果は以下の通り(トリップアドバイザー発表資料より)。