サービス連合が2016年の春季生活闘争(春闘)の合意状況を発表した。2016年4月1日の発表は、JTBグループ4社、阪急阪神ロジパートナーズ、阪急トラベルサポート。合意内容は以下のとおり。
JTB西日本
- 合意日:2016年3月30日
- 賃金
- 一人当たり平均2.53%以上の基礎月収改定に必要な原資を確保
- G社員の本給・役割基礎給・役割成果給、E社員の役割給、成果給、S社員の役割期待給
- 事務嘱託、有期契約スタッフ、契約社員の月例給
- 産業別最低保障賃金
- ポイント年齢別最低保障賃金
- グループ最低保障賃金
- 一人当たり平均2.53%以上の基礎月収改定に必要な原資を確保
- 一時金
- 2016年夏期臨給
- 社員:2015年度の経営数値を見極めた上で、改めて回答する。
- 契約スタッフ、西日本エルダースタッフ:支給することとし、水準については改めて回答する。
- 2016年夏期臨給
- その他同時要求
- 契約スタッフの年間所定労働時間の短縮を行う。
JTB関西
- 合意日:2016年3月30日
- 賃金
- 一人当たり平均2.38%以上の基礎月収改定に必要な原資を確保
- 社員の定昇・役割成果給、T・Uスタッフの月手当
- 産業別最低保障賃金
- ポイント年齢別最低保障賃金
- グループ最低保障賃金
- 一人当たり平均2.38%以上の基礎月収改定に必要な原資を確保
- 一時金
- 2016年夏期臨給
- 社員:2015年度の経営数値を見極めた上で、改めて回答する。
- Tスタッフ、Uスタッフ、関西エルダースタッフ:支給することとし、水準については改めて回答する。
- 2016年夏期臨給
- その他同時要求
- 役職者のV6休暇をV8に拡充する。
i.JTB
- 合意日:2016年3月30日
- 賃金
- 賃金改善に必要な原資を確保
- i社員:標準年齢の改訂に必要な原資の確保、役割成果給の改訂、および新たな職群に登用するために必要な原資の確保
- Jスタッフ、iスタッフ:月手当の改訂を可能とする原資の確保
- 産業別最低保障賃金
- ポイント年齢別最低保障賃金
- グループ最低保障賃金
- 賃金改善に必要な原資を確保
- 一時金
- 2016年夏期臨給
- i社員、Jスタッフ、iスタッフの夏期臨時給与については、2015年度末までの営業数値を精査した上で、Jスタッフ、iスタッフの冬期臨時給与の予算化も含め、改めて回答する。
- 2016年夏期臨給
JTB京阪トラベル
- 合意日:2016年3月30日
- 賃金
- 社員1人当たり2.1%以上の賃金改善に必要な原資を確保する。
- 本給改訂に必要な原資
- 役割成果給改訂に必要な原資
- 資格取得に応じた役割成果給改訂に必要な原資
- 生活基盤維持と将来への投資要素としての月例賃金の改訂に必要な原資
- 産業別最低保障賃金
- ポイント年齢別最低保障賃金
- グループ最低保障賃金
- 社員1人当たり2.1%以上の賃金改善に必要な原資を確保する。
- 一時金
- 社員、契約社員、Tスタッフの2016年夏期臨時手当については、2015年度数値精査後、改めて回答する。
- 2016年度の臨時手当(2016年冬期、2017年夏期)については、半期ごとに1.0ヶ月を予算化し、支給水準については別途協議する。
- その他同時要求
- 5日間の連続休暇を取得することとする。
阪急トラベルサポート
- 合意日:2016年3月30日
- 賃金
- 社員月例給:昇給実施
- 契約社員月例給:更新原資の確保
- ポイント年齢別最低保障賃金
- 一時金
- 社員臨時給与:年間3.5ヵ月+業績連動、季別配分:夏季1.3ヵ月、冬季2.0ヵ月、春季0.2ヵ月+業績連動
- 契約社員臨時給与:年間1.6ヵ月+別途協議、季別配分:夏季0.4ヵ月、冬季1.0ヵ月、春季0.2ヵ月+別途協議