日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2016年度通訳案内士試験の実施予定を発表した。筆記試験は8月21日、合格発表は2017年2月3日におこなわれる予定だ。
この制度は、日本を訪れる外国人観光客をガイドする「通訳案内士」に必要な知識やスキルを判定する国家試験。2015年度の合格者は、前年比27.8%増の2119名と、訪日市場拡大を受けて関心の高まりをみせている。
対象となる外国語は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語。この試験に合格後、都道府県知事の登録を受けることで正式に「通訳案内士」として報酬を得ることができるようになる。
2016年度の試験実施概要は以下のとおり。
実施日程
- 願書配布・受付:5月16日(月)~7月1日(金)
- 筆記試験:8月21日(日)
- 口述試験:12月4日(日)
- 最終合格発表:2017年2月3日(金)予定
出願方式
インターネットによる電子申請もしくは書面による申請が可能。電子申請はJNTOウェブサイトで願書受付期間に対応。書面による申請は郵送または持参して提出する必要がある。
試験場所
筆記試験は国内8地域(札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、沖縄県)および海外2都市(ソウル市、台北市)で実施。ほかにも準会場として新潟や熊本の専門学校でも受験が可能。口述試験は対象言語によって受験会場が異なる。
そのほか、試験の詳細は以下まで。