スカイスキャナーとダイヤモンド・ビッグ社は、地球の歩き方公式ウェブサイトのユーザーを対象に、海外旅行の情報収集に関する意識調査を実施した。これによると、自由旅行を選択する人は増加傾向にあるなか、インターネットで旅行商品購入を購入するメリットと同時に、選択肢が多すぎて混乱し、満足していない一面も明らかになった。
インターネットでの旅行商品購入については、長所として「自分の知らない情報を見つけられる」「旅行商品の選択肢が多い」「旅行計画を自由に組める」「時間が短縮できる」などに8割以上が支持した。
一方、短所として「予約サイトが多すぎて購入した商品が得かわからない」や「選択肢が多すぎて混乱する」の回答も半数以上に。インターネット上の旅行のサービスが多く、比較に不便さを感じていることが判明した。
「自分にとってベストな旅行を予約している自信がある」との回答は25%で、34歳以下と35歳~59歳のグループでは約2割と平均を下回った。一方、60歳以上の約4割は「毎回自信がある」と回答。旅行商品を探してから実際の予約までの時間は、「1週間以上」が約6割、「4~7日間」が約2割だった。
また、旅行先の決定について、参考にする媒体としては「旅行ガイドブック」(91%)が世代に関わらず約9割の支持を集めた。次いで「オンラインメディア」(86%)、「旅行代理店のパンフレット」(77%)、「雑誌・専門誌」(77%)と続き、紙媒体が上位となった。ただし、SNSについては34歳以下のグループは半数が参照し、35歳~44歳(39%)、45~59歳(36%)、60歳以上(19%)と大きく分かれる結果となった。
タビナカでの情報収集でも、「旅行ガイドブック」(83%)が最も多く、「現地の人に聞く」(54%)、「オンライン検索をする」(46%)、「他の旅行者に聞く」(27%)と続く。ここでも34歳以下は約6割がオンライン検索を士、「現地の人に聞く」(48%)、「他の旅行者に聞く」(20%)を上回った。
調査は2016年6月7日~6月20日まで、「地球の歩き方」ホームページ上でオンラインで実施。20代以上の男女2457人の回答を得た。