日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数の推計値をオーストラリア・アメリカ・イギリスの比較でみると、2016年7月はオーストラリアが前年比14.6%増の2万9100人、アメリカが同19.8%増の11万7600人、イギリスが同6.2%減の2万4700人。オーストラリアとアメリカは7月として過去最高を記録。アメリカは3月以降5カ月継続して10万人超えとなっている。
オーストラリア・アメリカ・イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOではオーストラリアについて、7月はカンタス航空のブリスベン/成田線やANAのシドニー/羽田線の新規就航などが訪日旅行者に寄与したとしている。また、継続的なプロモーション効果が多彩な旅行商品造成につながったことも追い風となったとする。
米国では現地の経済改善傾向や燃油サーチャージの引き下げなどが訪日増の継続につながった。イギリスは、昨年7月に英国から4000人が参加する大規模イベント「世界スカウトジャンボリー」が日本でおこなわれた反動で減少に転じる結果となった。
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