JAL連結業績、第2四半期も減収減益、燃油費減などで通期予想も下方修正 ―2017年第2四半期

JALグループが発表した2017年3月期第2四半期(2016年4月1日~9月30日)の連結業績は、売上高が前年同期比5.2%減の6519億円、営業費用が1.5%減の5594億円、営業利益が23.0%減の924億円、経常利益が26.8%減の898億円、四半期純利益は30.9%減の714億円となり、減収減益となった。

売上高のうち、減収幅が大きかったのは前期に続き国際線旅客収入と貨物(国際・国内)。国際線旅客収入は9.6%減の2131億円、貨物は22.5%減の315億円となった。国際線では成田/ダラス・フォートワース線が好調に推移したほか、中国人旅行者向けの情報提供や特別塗装機も好調。しかし、燃油サーチャージ収入の減少や円高影響などによって減収となった。

国内旅客収入は、1.3%減の2533億円。4月に発生した熊本地震対応では機材適合などをおこなうことで収益向上に努めた。同時に、九州方面への外国人の旅行需要喚起策として新料金体系も設定。そのほか、機内Wi-Fiサービスや新千歳空港でのサービス拡充を実施した。

なお、2017年3月期通期業績予想は売上高が1兆2800億円、営業利益が1700億円、経常利益が1630億円、純利益が1610億円といずれも下方修正。当初予想値(2016年4月28日発表)よりも売上高が630億円減、営業利益と当期純利益が310億円減、経常利益は300億円減となっている。

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