観光庁はこのほど、訪日中国人旅行者向けに日本における買い物での注意喚起を促すポスターを作成した。
これは、かねてより設置している中国人観光客向け意見受付窓口「訪日旅游意見箱」に寄せられた苦情にもとづいた対応。内容は、ネットやガイドが提供する不正確な情報に惑わされず、第三者情報を参考にしながら冷静な判断をおこない、商品や物品購入店舗の選択をしてほしいとするもの。
苦情の事例としては、実在しない「日本政府が経営する専門免税店」を紹介するガイドの勧めで物品を購入したり、ガイドの案内で一般的な市販価格の何倍も高い価格で購入してしまったとするケースを紹介。また、「早い者勝ち」と急かすガイドに促されて著しく高額な商品を購入したが、返品に対応してもらえなかったといった事例も挙げられている。
観光庁では今後、この注意喚起ポスターやリーフレットを空港や観光案内所などに配布・掲示。訪日中国人旅行者に周知していく考えを示している。
リーフレットの中国語版・日本語版は以下のとおり。