阪神電気鉄道は、旅館業法上の簡易宿所営業にあたる簡易型ホテル事業に参入することを発表した。飛行機のファーストクラス、ビジネスクラスをイメージした新タイプのカプセルホテル「ファーストキャビン」(旅館業法上の簡易宿所)とのフランチャイズ契約によるもの。第1号の「ファーストキャビン阪神西梅田(仮称)」を2017年秋をめどに開業し、阪神電気鉄道が直営する。
ホテルは阪神本線福島駅から徒歩約1分の立地で、全147室の予定。すべてシングルタイプで、男性用が92室、女性用が55室。また、ベッド以外のスペースのあるファーストクラスキャビンが43室、ビジネスクラスキャビンが104室の予定だ。宿泊フロアのみならず、夜間はバーとなるカフェも併設。若年層を中心に、ビジネスとレジャー双方の需要を見込む。
第1号ホテルを皮切りに、同社沿線内外で多施設展開を図り、事業を拡大していく予定だ。