農協観光が民泊「とまれる」と連携、農山漁村に滞在する「農泊」モデルづくり推進へ

農協観光はこのほど、民泊サービスを提供する百戦錬磨とその子会社「とまれる」と業務提携をおこなった。農山漁村への滞在を指す「農泊」推進を通じて地域活性化を目指すもの。両社連携のもと「農泊モデルづくり」の取り組みとして、対象地域の選定や開発などを進めていく計画だ。

現在、農林水産省では農家民泊や古民家を活用した宿泊などを通じた「農山漁村滞在型旅行」を推進中。地域全体の所得向上や遊休資産の活用を実現し、ビジネスとして実施できる体制を整備する方針としている。

今後は、「農林漁業体験民宿」の登録実施機関である百戦錬磨のほか、子会社が運営する民泊予約サービス「STAY JAPAN」で得た経験などを活かしてコンサルティングや地元行政への支援を実施。農協観光では、全国農協観光協会や各地のJAグループと連携をおこない、JA組合員の生活に触れる旅行企画や体験プログラム、観光施設とのマッチングなどに取り組む計画。両社の強みを活かし、観光×農業の力で積極展開していく。

• 農林水産省「農泊を中心とした都市と農山漁村の共生・対流」