JTB、海外赴任者の「心のケア」で新サービス開発へ、テレビ電話を使ったカウンセリングで実証実験

JTBビジネストラベルソリューションは2017年2月より、海外赴任者を対象とするメンタルヘルスサービスを開始する。オンラインカウンセリング事業のエクセリーベ社と共同で、まずはJTBグループの海外赴任者を対象に検証をおこない、本格的な事業展開の準備を進める計画だ。

今回の取り組みは、海外赴任者は不安やストレスが多く、十分なケアが必要な一方で、問題が発生してからの対応では間に合わないことが多いことに着目したもの。専任のカウンセラーがテレビ電話を通じて定期的に赴任者に連絡し、メンタルな部分の問題解決のサポート。 例えば、優秀人材の休職や帰国、代替人材の再任といった事態になることを未然に防ぐことを目的に、海外赴任者やその家族、企業側の支援をおこなう。

具体的には、赴任予定者と専任カウンセラー同席のもと、現地でのセルフケアなどをテーマとする事前セミナーを開催。海外赴任後には原則として月に一度、オンラインカウンセリングを実施。そこでは事前セミナーで学んだセルフケアの実践確認もおこなう。また、カウンセリングの実施状況は、企業の管理担当者に報告する。

実証実験期間は2017年2月から2018年1月まで。対象は、2017年度に海外に新たに赴任するJTBグループ社員とその帯同家族。

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