公益財団法人日日本生産性本部の「職業のあり方研究会」はこのほど、2017年度の新入社員の特徴を「キャラクター捕獲ゲーム型」と称した。
キャラクター(就職先)が多数あるなか、比較的容易に捕獲(内定)できた一方で、レアキャラ(優良企業)を使えるのは困難。うまくゲットするにはスマホを片手に東奔西走する必要があったという意味が込められている。また、うっかり危険地帯(ブラック企業)に立ち入らないようにする注意が必要なほか、ユーザー(新入社員)がはじめは熱中して取り組むものの、飽きやすい傾向(早期離職)もあり、継続するためにはイベントを設定し、目標ややりがいいなどを提示する準備も必要だとしている。
なお、同研究会が示した昨年(2016年度)の新入社員は、追い風に乗って自立飛行を保ち、目標地点に着地できたものが多い「ドローン型」。2015年は、見かけはありきたりに見えるが機能が大きく異なる「消せるボールペン型」だった。