JR東日本は2017年4月28日、2020年(平成32年)3月期までの新たな3か年数値目標を設定した。2012年に設定した「グループ経営構想 V(ファイブ)~限りなき前進~」にもとづいて数値を見直し、新規目標として掲げたもの。
それによると、2020年3月期の連結営業収益目標は、2017年3月期実績(2兆8808億円)の4.9%増となる3兆210億円。営業利益は7%増の4990億円。
セグメント別にみると、営業収益3兆210億円のうち運輸事業は全体の67.1%を占める2兆280億円、流通・サービス事業が17.9%を占める5420億円、不動産・ホテル事業が12.0%を占める3620億円。伸び率では、運輸事業は3年間で1.9%増、流通・サービス事業が7.9%増であるのに対し、不動産・ホテル事業10.9%増の大幅増を見込む。
一方、営業収益の目標値をみると、運輸事業は全体の7割を占める3500億円、流通・サービス事業は8.2%を占める410億円、不動産・ホテル事業は17.8%を占める890億円となっている。
なお、設備投資額としては、2017年3月の実績が5067億円だったのに対し、3年間で合計1兆7000億円を計上。内訳は、維持更新投資として3年間で1兆円(うち安全とうしが6000億円)、成長投資として7000億円を見込んでいる。