J.D.パワーはこのほど、北米の航空会社の顧客満足度を調査した。それによると、従来型航空会社分野の1位は「アラスカ航空」(1000ポイント満点で765点)、2位がデルタ航空(758点)。次いで、アメリカン航空(736点)、ユナイテッド航空(716点)、エアカナダ(709点)と続いた。アラスカ航空は10年連続で1位を獲得。2位のデルタ航空はすべての項目で評価が向上したという。
一方、LCC(格安航空会社)分野の1位はサウスウエスト航空(807点)。2位がジェットブルー航空(803点)、3位がウェストジェット航空(736点)、4位がフロンティア航空(663点)だった。サウスウエスト航空が1位となったのは調査開始以来初めて。同社は7つの項目すべてで評価が高く、2位ジェットブルーは7項目のうち6項目で評価が向上したという。
調査によれば、運賃の引き下げや定時運航の改善、手荷物の紛失やオーバーブッキングの頻度低下が顧客満足度を順調に向上させており、5年連続で増加傾向にあることが判明。また、ビジネス客の21%、レジャー客の8%がSNSでフライト体験に関するコメント投稿経験があり、そのコメントの約4分の3が肯定的な意見だったとの結果も明らかになっている。
各分野のスコアは以下のとおり。
この調査は、「運賃・手数料」、「機内サービス」、「航空機」、「搭乗・降機・手荷物」、「乗務員」、「チェックイン」、「予約」の7項目にて、1000ポイント満点で顧客満足度スコアを算出するもの。調査時期は2016年3月から2017年3月まで。北米の主要な航空会社をビジネスおよびレジャーで利用した1万1015人から回答を得た。