出張・経費管理クラウドサービスを提供する米コンカーは2017年7月14日、出張予約ツール「Concur Travel」と民泊仲介サービスAirbnbとの連携強化を発表した。今後、コンカーのシステム経由でAirbnbの宿泊プランを検索することが可能になるもの。法人用予約ツールがAirbnbの宿泊プランに直接アクセスできるようになるのははじめて。
今回の連携により、企業側は出張管理プログラムや出張規程の範囲内で、コンプライアンスを遵守しながら、Airbnbの宿泊プランも交えた多様な選択肢を出張者に提供。旅程や電子レシートがコンカーのクラウドサービスに取り込まれるほか、経費精算の効率化にも貢献する。旅程や旅費の可視化をおこなうことで管理者の安全配慮義務の遂行にも寄与できるとしている。
同社によれば、出張者によるAirbnbの宿泊施設利用額は2017年第2四半期時点で前年比33%増に。すでに、230か国・地域で25万人以上のビジネスパーソンがAirbnbを出張で利用しているという。
コンカーとAirbnbの画面連携イメージは以下のとおり。