大和ネクスト銀行は、調査会社ネットエイジアの協力で海外渡航に関する調査を実施した。海外渡航時に困ったことに関する調査では、「両替のための手数料がかさんだ」が23.9%で最も多く、次いで、「為替変動(円安)で考えていたより費用がかさんだ」が20.3%、「タクシーがわざと遠回りをした・しようとした」が15.6%、「交通機関が定刻より早く出発した・大幅に遅延した」が13.9%、「押し売りに遭った・遭いかけた」が12.1%と続いた。
外貨両替の手数料について、「外貨両替の手数料がもったいないと思う』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同様)の割合は92.2%となり、大多数の人が外貨両替の手数料をもったいないと感じていることがわかった。また、男女別では、男性(90.0%)よりも女性(94.4%)のほうが高い結果となった。
また、「今年の夏休みに1週間程度の旅行に行くとしたら、日本であらかじめいくらくらい両替して外貨を持っていくと思うか」を聞きと、まず、一人旅では、「1万円超~5万円以下」が34.0%、「5万円超~10万円以下」が28.2%、「10万円超~20万円以下」が18.8%となり、平均額は8.9万円。男女別の平均額をみると、女性(7.2万円)よりも男性(10.6万円)のほうが3.4万円高い結果となった。
恋人・配偶者との旅行では、「1万円超~5万円以下」が24.5%、「5万円超~10万円以下」が28.3%、「10万円超~20万円以下」が20.8%となり、平均額は13.0万円。男女別の平均額をみると、女性が9.5万円なのに対し、男性は16.5万円となり、男性のほうが7.0万円高い結果となった。
滞在中の支払い方法については、「海外渡航中の買い物では、現金よりもカードのほうが使い勝手がよいと思う」の割合は83.9%。また、「持ち歩くなら現金よりカードのほうが盗難保険もあるため安心だと思う」は82.9%となった。
このほか、外貨の利用や両替については、「外貨での金銭感覚がわからずお金を使い過ぎる」は53.5%。また、「外貨両替は面倒だ」は77.2%となり、8割弱の人が外貨両替に煩わしさを感じていることがわかる結果となった。さらに、「外貨両替やカード決済の時、為替レートが気になる」では92.3%となり、ほとんどの人が為替レートを気にすることが分かった。
この調査の対象は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする過去5年以内に短期間(6か月以内)の海外渡航経験のある20~79歳の男女。サンプルは1,000。