日本政府観光局(JNTO)はデジタルマーケティング強化に伴い、2017年10月12日付で専任部署を立ち上げた。訪日インバウンド強化に向けた各種デジタルプロモーションを一層推進するほか、組織横断的に高度なマーケティング手法の共有・活用を目指すもの。
ここでおこなう事業は主に4つ。(1)デジタル技術を活用した情報発信チャネルの強化・拡大、(2)JNTOが所有するデータの分析強化と専任部署を通じた一元的なデータ収集・管理・分析、(3)外部ビッグデータ保有事業者との連携、(4)収集・連携したデータの活用だ。
例えばデジタル技術を通じた情報発信では、2017年度内にグローバルウェブサイトの再構築を実現する計画。また、9月に運用開始したスマホアプリ「Japan Official Travel App」のほか、先般開設したインスタグラム公式アカウント「@visitjapanjp」といったチャネルも最大活用し、訪日外国人に向けた情報発信の充実を図る。
また、データ分析・収集事業では、従来JNTOが手掛けてきた同事業の内容や範囲をこれまで以上に充実する。デジタルテクノロジーを活用することで、統一指標でのデータ管理・分析などを進めるほか、外部事業者のビッグデータとの連携もおこなう。
新組織図は以下のとおり。